2016.9.12付
弁護士Ｙ先生から調停条項案A案とB案が届いた。
調停事項Ａ案 １ 申立人と相手方は離婚する。 ２ 相手方は、申立人に対し、本日、慰謝料及び財産分与として別紙物件目録記載の不動産を分与分与するものとし、平成２８年１０月３１日限り、同不動産の所有権移転登記の手続きをする。 ただし、前期登記手続きに要する費用は申立人の負担とする。
当たり前のことなのかもしれないが「金がない」としか言わない夫へはこのような配慮をする。相手方の負担ではいけないのかと心底思うが物申せない、早く解決するためなのだと言い聞かせている。
３ 相手方は、申立人に対し、慰謝料として、金★★円（別紙物件目録記載の不動産にかかる住宅ローン残債務相当額）を支払う。 ４ 申立人は、第３項の金員について、相手方が平成２８年１０月★以降、株式会社〇〇銀行に対して期限の利益を喪失することなく毎月の住宅ローンの支払いを行った場合には、相手方に対し、一括請求を行わないほか、さらに支払いがなされた金額を第３項の金員から毎月免除するものとする。 ５ 第４項の条項にもかかわらず、相手方が住宅ローンの支払いを怠って下記の各事項が生じたときは、相手方は、申立人に対し、第３項の金員から第４項の免除額を控除した残金及びこれに対する下記各事項が生じた日の翌日から支払い済まで年５分の割合による延滞損害金を付して直ちに支払う。 ⑴別紙物件目録記載の不動産について、保全手続、競売手続、滞納処分による差押がなされたとき ⑵相手方について債務整理、破産、民事再生の準備に着手したとき、あるいは破産、民事再生を申し立てられたとき ６ 申立人、長女眞子、次女利子は、平成３５年３月末（次女利子の高校卒業予定月）までは、別紙物件目録記載の不動産に、何ら賃料を負担することなく移住できるものとする。 ※申立人名義に不動産登記を変える関係上、管理費・修繕積立金等、固定資産税等を負担することはやむを得ないと思います。 ※現実的には義父の承諾書を事実上発行してもらうことになると思います。 ７ 相手方は、申立人に対し、長女眞子の養育費として、平成２８年１０月から同人が満２０歳に達する月まで、１か月２０，０００円を、毎月月末に限り、申立人名義の口座に振り込む方法により支払う。ただし、振込手数料は相手方の負担とする。 ８ 相手方は、申立人に対し、次女利子の養育費として、平成２８年１０月から同人が満２０歳に達する月まで、１か月２０，０００円を、毎月月末に限り、申立人名義の口座に振り込む方法により支払う。ただし、振込手数料は相手方の負担とする。
婚姻費用が４万円となったことよりY先生は４万なら養育費は貰えるだろうと考えていた。４万で子供が育つはずがないが、「金がない」と言われ続けてこのような判断となったようだ。
９ 申立人と相手方は、長女眞子、次女利子が大学に進学したときには、大学の入学費用や授業料の負担額について、改めて協議する。 １０ 別紙物件目録記載の不動産に関する固定資産税、都市計画税等の税金に関し、相手方は平成２８年１月１日から同年１０月★日までの分を負担し、申立人は同年１０月★日から同年１２月３１日までの分を負担する。 １１ 申立人と相手方との間の別紙記載事項の上方に係る年金分割についての請求すべき按分割合を０．５と定める。 １２ 申立人は、相手方が長女眞子及び次女利子と月一回程度面会交流することを認める。その具体的な日時、場所、方法等は、この福祉を尊重し、当事者間で協議して定める。 １３ 申立人と相手方は、本調停条項に定めるほか、名目の如何を問わず、申立人と相手方との間に何らの債権債務がないことを相互に確認する。 １４ 調停費用は各自の負担とする。 以上
わたしには不安なことがあった。いろいろなサイトでみる情報では、夫が住んでいない家のローンを払うのをローン会社が許さないということ。 ローンを私の名義に切り替えるとなると・・・フルタイムに切り替えたとはいえ、わたしにはそんなローンを組める信用があるとは思えなかった。 Y先生はその点は重要視していないがのちの問題にならないかと思いながらA案を眺め、義母（名義は義父だが）に住ませてやってるとまた以前のように自由に出入りをされるのではと恐怖でしかなかった。 養育費は少ないが、ローン会社が何が言わない限りはこの案はとても良いと思う。 家賃の負担なく、後6年は住める訳だ。次女が高校を卒業したら…義父から家賃相当額を請求されるのかもしれないが。
