自己愛性人格障害との離婚の記録

調停、裁判、2年かけて自己愛性人格障害の夫との離婚までの道のりを綴ります

夫卒業式に来たい!!発言

弁護士Y先生に"夫の引越し"が終わった旨報告する。

4/18に"婚姻費用分担調停申立事件"についての調停が行われる事が決まったとの事。

Y先生に同席する旨をお伝えするも不要との事。

恥ずかしながら調停ですぐに離婚が決まるかもと思っていたので、離婚届に押す印鑑を持参して行かなければと力んでいたが、そんな事はある訳がないらしい。

同時に愛人との裁判に関してもやり取りが進んでいるとの事。こちらにもわたしの出番はないらしい。

Y先生"浩司氏が次女利子ちゃんの卒業式に参列したいとの事です。利子ちゃんに気付かれないように配慮するとの事ですが…"

わたし自身の気持ちでしたらきて欲しくはありません。ただ、娘に聞いてみたいと思いますので、少し回答にお時間頂きたいです。

利子と眞子にありのままを話した。 パパが卒業式を見にきたいと言ってくれていると。

利子が泣き出した。

利子"パパがくるなら卒業式に行かない"

眞子の親友がやはり両親の離婚で心を病んでしまい小6の途中で不登校になった。 眞子は毎日お友達を迎えに行き、時にはうちに泊まらせて学校に連れて行っていた経験がある。 親友は卒業式に出なかった。 眞子は卒業式数日前から色んな先生方から卒業式に親友に来るよう説得するよう頼まれていた。 (勿論、わたしはこの大人の対応は問題だと抗議した。先生方が必死な事もわかるし、親友のママとも出来る限りわたしも眞子もサポートする約束をしていたが、親友のママも自分じゃどうにもできない事だから尚更眞子ちゃんに負担が行く事は避けてと親友の気持ちが卒業式に向かうならば行くつもりだからと言ってくれていたから。眞子はまだ子供で親友が卒業式にこれるかこれないかが眞子にかかっていると気負ってしまっていて大人の言葉が全て眞子に向き、行き過ぎだと思ったから)

眞子と親友はクラスは違う。卒業式前日クラスの子が親友に卒業式にきて欲しいからと言ってくれていて、眞子ちゃんと一緒にお迎えに行きたいと言ってくれていると親友と同じクラスのママ友から連絡を頂いた。 眞子はとても喜んだ。そして卒業式当日親友を迎えに行った。結局卒業式に連れて行けず、眞子はずっと自分を責めていた。

が…

お友達は眞子に色んな先生が卒業式に連れてきてと言っているのを聞いており、卒業式に来なかったら眞子ちゃんが卒業式楽しめなくなる。だから、眞子ちゃんだけがお迎えに行くのは眞子ちゃんが可愛そうだと言ってくれていたとの事。その話をしたら…眞子は卒業式来れなかったけどみんな待ってたって伝えてあげたいと言っていた。

自分の親友と重ねてしまったのだろう。 眞子は利子を何度も何度も宥めていた。

眞子"ねぇ利子。6年毎日休まず学校行ったんだよ。卒業式って大事。最後の締めくくり。そんな大事な日にお休みしたら利子はずっとずっと後悔する。パパがきて欲しくないならさ、パパにそれを伝えよう。利子は卒業式絶対に行こう"

2人が自宅のWIFIでのみ使用していたスマホ。 おじいちゃん(義父)からのラインは既読すら付けず放置していた。 このラインは2人が大好きな夫の後輩K君と繋がっていた。 K君とのやり取りは眞子が消していたが…どうやら眞子はK君にラインを送り卒業式にパパが来ないようにして欲しいとお願いをしていたようだ。

眞子"卒業式はパパこないよ。眞子が来ないようK君にお願いしたから。だから、ママも心配しないで利子をしっかりみてきてね"

新しい買い与えた2人のスマホ。 利子のスマホに眞子からのラインがあった。

自分のスマホを買ってもらって浮かれてる利子のラインはスルーしてください笑。

卒業式。無事に終わった。心配した父が卒業式には来てくれた。 母もと言ってくれたが、万が一夫が来ていたら母が取り乱すのではと父が止めた。

雨が降る卒業式となり、写真すらまともに撮れなかった。 それでもやはり卒業式に来たいと言っていたくらいだからと…K君に卒業式の写真を数枚送った。見せてあげてと…。

K君からは"優子さん酷い"と言われた。 今村さんは楽しみにしてたのにたった数枚だけですか?とも。

校門の前で卒業式のパネルと…そんな写真を撮ってあげたかった。けど雨も降ってる、謝恩会の時間も押してる、更には他のお友達が入った写真など送れない。子供の居ないK君にはそういう事は理解出来なかったのだろう。

友人は皆"写真見せて貰えるだけありがたいよ。私なら絶対写真なんか送らない。利子ママは優しい"と言ってたけど…笑

子供の成長はわたし1人が独り占めしていいものではないとは思う。無条件に喜び合える相手はやはり子の父しかいないとすら思う。だけど、やっぱり…わたしは夫とは2度と関わりたくない。 恵まれない命を4人も殺めておいて、父親面してよいとは思えない。

これからは成長を喜び合う為ではなく、"わたしはちゃんと育ててる"とそんな気持ちで節目に写真を送ろうと決めた。

Y先生には長女の機転で夫は卒業式には来なくなったので、ご心配お掛けしましたと…数日前に連絡をした。

眞子から学んだ。卒業式は利子のものだ。 親だから好きにしてよいわけではない。 眞子は優しい。我が家で一番優しい。 卒業式は利子の為に利子の気持ちを最優先してほしいと、そんな気持ちで動ける彼女の優しさに…つまらない事に拘っていた自分が情け無くなった。